先日初めて知ったのですが、最高気温が35度以上の日を
「猛暑日」という用語で表現することになったそうです。夏を前にしてこうも暑い日が続くと、体が慣れない分、体調管理にも一層気を使いますね。
こんな時にお薦めなのが「冷製スープ」。
東京會舘にはおいしい自慢のスープが季節ごとにいくつもあり、特にお薦めなのが「パリ・ソワール(パリの夕暮れ)」です。冷たいヴィシソワーズ(ジャガイモのポタージュ)にコンソメスープのジュレを浮かべたなんともロマンチックなスープ。東京會舘「夏の風物詩」です。
そんな定番中の定番もよいのですが、私がこの時期心惹かれたのは、
シェ・ロッシニの「青豆のスープ」です。お客様から「今年はいつから?」とお尋ねいただけるほどで、スタッフいちおしのひと品!毎年確実にリピーターを増やしているそうです。
グリーンピースをチキンブイヨンでじっくりと煮て、ピューレ状にして
シノアで濾し、クリームを入れれば滑らかなクリームスープに。よく冷していただけば、爽やかな口当たりと、ギュッと凝縮した濃厚な青豆が口いっぱいに広がって、「猛暑日」の暑さがやわらぐこと請け合い!お客様になって、シェ・ロッシニの大きな窓から皇居の杜に沈む夕日を見ながら飲めたらなぁと思う、暑~い初夏の夕暮れです。
★S
※「パリ・ソワール」は9月末までお召し上がりいただけます。
※「青豆のスープ」は6月末まで「ローストビーフスペシャルコース」の中でお召し上がりいただけます。